【わら細工・正月飾り・〆縄・米俵・稲穂・山菜】一品一品に願いを込めて、そして心を込めてお作りしています

"お正月"とは歳神様を迎える為の最古とも言われる年中行事の1つと言われています。
歳神様は、穀物神でその年の豊作を司る神として、あがめられて来ました。そして、この歳神様を迎える為の準備として、大掃除をして家中を清めると共に、お迎えする為の飾り付けとして、お正月飾りは飾られるようになりました。歳神様はこの正月の飾りを目印にやってきて、松の内の間その中に宿り、出た後もその場所を清めるお守りになると言われています。その目印は、昔から各地方で定められ、各家々の主がその年収穫したお米の稲わらを使い、その目印を作り歳神様を丁寧にお迎えすることにより、次の年の豊作を願ったのが始まりといわれています。
しかし、時代と共に自分で作る物から、町で決められた人が作りそれを配る習慣が生まれ、今でも古い習慣の残る地域では"とびの頭"等がその役割を守っています。そしていつの日か、作る物から買う物に変化し、形も本来の物からデザイン性のある物へ変わって行きました。今では、その地方本来の飾りを知る人も少なく、ただその習慣だけが残されています。

「はしだて」が提案する正月飾りは、その伝統を後世に伝えていく為に、材料となる稲わらの栽培から手作りし、その稲わらの美しさを引き立たせる為の飾りを作っています。各地域の伝統的な飾りをアレンジし、地域の壁を越えた商品作りにも力を入れています。また地域では作る人が居なくなった、伝統的な飾りの製造委託も行っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。